2009年12月22日火曜日

ビジネスとTOEIC(14):Technology development

ビジネスとTOEIC(14):Technology development


利益(profit)=price(価格)-cost(原価)

前回は、上式の右辺 cost を決める要素として、間接費(support activities) のHuman Resource を紹介しました。
今回は、support activities の Technology development (研究開発) を考えてみたいと思います。

Technology development は次のように定義されています。
Technology development include research and development, process automation, and other technology developmet used to support the value chain activities.

技術開発とは、研究開発、プロセスの自動化、そして、ヴァリューチェーン活動を支援するための技術開発を意味します。


技術開発がなぜ必要か? という命題があります。
これは、ひとえに差別化(differentiation)をはかることにあります。差別化という言葉を聞いて新しいものではないのですが、別の言い方をすると、他の人とは違うことをすることです。
さらに、他の人には真似(copy)をできないことを探すことにあります。

コピー機の普及により、文章をコピーすることがいたって簡単にできるようになりました。これで、多くの人は恩恵を受けたわけですが、コピーされたくない文章までも、コピーされれるようになってしまったのです。
その特徴的な例が、お札でしょう!
何年か前にありましたが、デジタルコピーで複写されたお札(bill)が出回ったことがあります。
そこでコピーされない技術が開発されました。
コピー機の技術革新(engineering innovation)です。
お札を認識(recognition)させる技術、インク(ink)を変化させる、あるいは、紙にまで細工をする技術。
もっと、身近な例では、
パソコンの中のデータ(data)を暗号化(encryption)して、つまり、パスワードを入力しないと、印刷さえもできないようになったのです。

それどころか、コピーできるものは、どんなものがあるでしょう。
会社の仕組み丸ごとコピーされてしまった場合もあります。
バブル期に通信会社がもてはやされて、タケノコのように出てきたのも記憶に新しいことですね。

つまり、コピーしやすいものは人に真似をされやすく常に危ういのです。
デジタルのものは、一度の大量に作成できますが、コピーされやすいのです。
そのために、他の人が真似できない技術を開発し、オンリーワン(only one)であることを知らしめないといけないのです。

アメリカのウオールマート(walmart)という会社は、自社の商品流通のために衛星(satellite)まで上げて管理を行っています。必要だから衛星を打ち上げ(launch)たのでしょうが、それが会社の強みにもなっています。


それでは、コピーしにくいものは何でしょうか?
アナログの部分だと思います。
人とか、社風(company culture)とか、ノウハウ(know how)とか。

企業買収でM&A(mergers & acquisitions)という言葉を聞いたことがあると思いますが、
これは、だいたい80%以上が失敗(fail)します。
なぜでしょうか?

それは、アナログ部分をコピーできない、あるいは、企業が持つアナログ部分の価値を買収先が認められないからです。



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福田 治 MBA & MSc -ここだけイギリス おしゃべり王国-
有限会社 THE QUEEN'S
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