2008年7月3日木曜日

昨日の補足 Product Portfolio Management とは2

日本語での解説を試みました。
要するに、利益としてでた、剰余金をどこに使うか?
経営者は決めておかないといけないということです。
プロダクト・ポートフォリオマネジメント http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/ppm.html より引用
products portfolio management / PPM
 多種類の製品を生産・販売したり、複数の事業を行ったりしている企業が、戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組み合わせ(ポートフォリオ)を決定するための経営分析・管理手法。
 一般に、外部変数(市場や産業の成長性、魅力度)と内部変数(自社の優位性、競争力・潜在力)の2つの視点から、製品や事業ごとに収益性、成長性、キャッシュフローなどを評価し、その拡大、維持、縮小、撤退を決定する。
 PPMは、1960年代半ば以降の米国でGE(ゼネラルエレクトリック)などの巨大コングロマリット企業が事業再編を進める中、ボストン コンサルティング グループ(BCG)が1960年代末に提唱したものを嚆矢とする。BCGモデルでは、市場の成長率を縦軸に、競合他社との相対的マーケットシェアを横軸に取った4象限のマトリクス(成長-シェア・マトリクス)を設定し、ここに各製品・各事業(SBU:戦略的事業単位)をプロットすることで全社における製品・事業のポートフォリオを把握し、戦略的意思決定を行う。
 このモデルでは、「金のなる木」は大きな追加投資なしにキャッシュフローを生み出す事業、「花形製品」は市場の成長に合わせた投資を続けていくことが必要な事業、「問題児」は市場の成長に対して投資が不足している事業であり積極的な追加投資か、撤退が必要な事業、「負け犬」は将来性が低く基本的に撤退すべき事業と考え、「金のなる木」から得た収益を「問題児」に投入し、「花形製品」に育てるといった投資戦略が原則となる。
 PPMは単純で簡単で便利な道具だが、登場当初から単純すぎるとの批判もあった。実際には戦略立案にはほかの評価方法を併用すべきである。
 BCGの成長-シェア・マトリクス(BCGマトリクス)は複数事業を参加に持つコングロマリット企業の戦略経営を促進するとともに、多様な評価軸による分析法が開発されるきっかけとなった。このほかの手法としては、GEとマッキンゼーが共同開発したビジネススクリーン(GE Nine Cell Planning Grid / GE's Business Screen)が有名である。

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